ペット不可物件でも猫と暮らせるチャンスがあるって知っていますか?
「猫と一緒に暮らしたいけれど、ペット可の物件が全然見つからない…」と悩んでいませんか?現代の賃貸事情は、決してペットフレンドリーとは言えません。特に猫の場合、爪による傷が原因で大家さんから敬遠されがちです。でも、そんな中でも希望を捨てないでください。実は、ペット不可物件でも交渉次第で猫OKにしてもらえることがあるんです!
私は現在、5匹の保護猫と暮らしていますが、初めての猫を飼ったときはペット不可物件に住んでいました。しかし、どうしても猫を飼いたかった私は、物件の管理を任されている不動産会社に連絡をし、大家さんと交渉していただきました。その結果、猫を飼育する許可をいただき、友人が保護した子猫をお迎えすることができました。私の猫ライフはペット不可物件から始まったのです!
この記事では、私の実体験をもとに、ペット不可物件でも猫と暮らせる可能性が広がる交渉のコツや、賃貸で猫を飼う際に気をつけたいポイントをご紹介します。
この記事を読むことで、どんな物件が交渉しやすいかが分かり、成功するための具体的なアプローチが見つかるでしょう。ペット不可の壁を打ち破り、猫との素敵な生活を実現する第一歩を踏み出しましょう!
賃貸で猫を飼うリスクと心構え
猫を飼うということは、子供を持つことと同意義と考えてください。子供が悪いことをしたら、親が責任を取りますよね?猫も同じです。猫が壊したり、迷惑をかけたりした場合、その責任を負うのは飼い主です。そして賃貸物件はあくまで「借りているもの」ですので、汚損や破損を弁償する可能性があります。ペット飼育の交渉の前に、集合住宅でのトラブル事例、などを交渉する際に勉強しておくことが大切です。より説得力のある交渉ができるでしょう。
ペット不可物件の交渉のコツ
交渉のコツは以下の通りです。
繁忙期を避ける
不動産業界では、人の移動が多い1〜3月、9〜10月が繁忙期とされています。一方、6〜8月は閑散期とされ、成約率も低くなる時期です。この閑散期こそ、交渉のチャンスです。特に、春の繁忙期に成約に至らなかった物件は、空室が長引くことで大家さんにとって大きな負担となります。そこで、条件次第では「空室にしておくよりは…」と考え、ペット不可物件でも猫を飼う許可が出る可能性が高まるのです。
次項で詳しくお話ししますが、大家さんにペット可にすることが長期的なメリットにつながることを示すことができれば、交渉を有利に進めることができるかもしれません。
私は入居後1年ほど経ってから交渉したので、入居時の交渉はしていませんが、物件を探すときは閑散期に探すようにしています。家賃の交渉や入居日の相談などもしやすいですし、何よりゆっくり探すことができるのが嬉しいです。
デメリットのある物件で交渉する
築年数が古い物件は、ペット可への交渉がしやすい傾向があります。これにはいくつかの理由があります。
まず、築年数が古い物件は空室が発生しやすく、賃料も安くなる傾向があります。しかし、古い物件には経年による補修や修繕が必要になるため、大家さんにとっては頭の痛い問題です。そこで、例えば「敷金を1ヶ月分追加し、家賃を1万円上乗せします」と提案することで、大家さんが「交渉の余地がある」と感じる可能性が高まります。このような条件を提示することで、ペット可にすることで得られる利益が明確になり、大家さんにとっても魅力的な提案となるでしょう。
さらに、どんなに注意していても、ペットを飼うと多少の傷がついてしまうことがあります。しかし、築年数が古い物件であれば、多少の損傷が発生しても物件の価値に大きな影響を与えないため、大家さんの不安も軽減されます。
また、駅から遠い、スーパーが近くにないなど、立地的に不便な場所でも交渉がしやすいでしょう。ですが、これらの物件で新築だと交渉の余地ななくなるので注意してください。
猫を飼育するリスクに対する防衛策を提示する
ペット不可物件で猫を飼育する許可を得るためには、大家さんが懸念するリスクに対して、しっかりとした防衛策を提示することが重要です。ここでは、猫を飼育する際の代表的なリスクとその防衛策について具体的に説明します。
- 物件の損傷リスク
猫は爪研ぎをする習性があり、これにより壁紙や床が傷つく可能性があります。このリスクを軽減するために、爪研ぎ用の専用グッズを設置し、猫が家具や壁に直接触れるのを防ぎます。また、爪の手入れを定期的に行うことで、物件に与える損傷を最小限に抑えることができます。加えて、万が一損傷が発生した場合に備え、敷金の増額や損傷部分の修繕費を負担する契約を提案することも有効です。 - 騒音リスク
猫は基本的に静かな動物ですが、鳴き声や騒音が問題になることがあります。特に2階以上の物件だと、猫が高いところから降りた際の「ドン!」という床の音はかなり下に響きます。このリスクを抑えるため、防音マットやカーペットを設置するなどの対策が大切です。また、猫のストレスを軽減し、無駄鳴きを減すために、夜寝る前にたっぷりと遊ぶなど猫のエネルギーを適切に発散させることが効果的です。 - 衛生リスク
猫のトイレの匂いが問題となることもあります。このリスクを回避するために、消臭効果の高いトイレ用品を使用し、トイレの定期的な掃除を徹底します。さらに、空気清浄機や消臭スプレーを併用することで、部屋の匂いを常に清潔に保つことができます。 - 住人間のトラブルリスク
他の住人とのトラブルを防ぐため、猫の完全室内飼いを徹底しましょう。アレルギーなどでペット不可物件に住んでいる方もいらっしゃいます。ベランダら共用廊下などに猫を出さないようにしましょう。脱走防止柵を設置して、猫が外に飛び出してしまうのを防ぐ工夫も飼い主と猫のために大切です。
これらの防衛策をしっかりと提示することで、猫を飼育することに対するリスクを最小限に抑え、大家さんに安心して許可を出してもらえる環境を整えることができます。
具体的な大家さんへのメリットも提示する
リスクに対する提案だけでは大家さんには何のメリットもありません。ここでペット可にすることで大家さんが受けるメリットについても提示していきましょう。
- 空室リスクの低減
ペット可物件は、ペット不可物件に比べて競争率が高く、空室期間が短くなる傾向があります。ペット可物件は需要が高いため、早期に入居者が決まりやすく、空室リスクが軽減されます。 - 賃料の増加
ペット可物件は、通常、ペット不可物件よりも賃料を高めに設定できます。ペット飼育を希望する入居者が、多少の追加費用を支払ってでもペット可の物件を選ぶ傾向があるためです。 - 長期的な入居の促進
ペットを飼っている入居者は、ペットの安定した生活環境を確保するため、長期的に居住する傾向があります。頻繁な引っ越しがペットにとってストレスになるため、ペット可物件に入居した場合、長期間住み続けることが多い傾向にあります。
これらのことを大家さん側のメリットとして提示することができます。
今住んでいる物件を交渉する場合
私は入居中に交渉をしたのでこれに当たります。私の住んでいた物件の条件は以下の通りです。
- 築20〜30年のメゾネットタイプ
- ペット不可、敷金1ヶ月
- 駅からは15分〜20分くらい
- 大きなリフォームなどは行っておらず、その都度修繕して使われている。
私は大家さんに直接お会いしたことはなく、全て管理している不動産会社の方とやりとりしていました。この物件を管理している不動産会社がとても優良な会社でした。当たり前のことですが、借主から余分なお金を取ろうとしない。大家さんの負担と借主の負担分を法律に則って判断してくれました。交渉に入る前に優良な不動産会社を選ぶことがとても大切です。
こちらの条件としましては
- 敷金1ヶ月分追加支払い(償却了承)
- 完全室内飼い
- 猫がつけた傷についてはこちらで弁償する。(書いててヒヤヒヤしました)
- 他の住人に十分配慮すること。トラブルが起きた場合こちらで解決すること
と特別な条件は出していません。決め手となったのはやはり古い物件ということだと思います。賃貸物件では、耐用年数を迎えた設備や建材がそのまま使われることがよくあります。このような物件では、古さゆえに多少の損傷が発生しても物件の価値に大きな影響を与えないため、大家さんの不安も軽減されたのでしょう。
まとめ
ペット不可の賃貸でも交渉してみる価値は絶対にあります!もちろん物件は古くなってしまったり、駅から遠くなってしまったりと不便なこともあるでしょう。
しかし、何もせずに諦めてしまうのはもったいない!
ぜひ猫を飼いたい方はチャレンジしてみてください!。
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